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クラシカルな冬の1日 [クルマが好き!]

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今年もお誘いに甘えて、暮れの1日を「ツインリンクもてぎ」で過ごしました。
ウチのGTと同じカラーリングですが、
思わずため息が漏れるほど渋い1275GTです。

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いつものようにごく内輪の走行会なので、
見たこともないような珍しいクルマが多いのですが、
どうも気になるのがコレ、
このGTの自然な“ヤレ具合”には参りましたね(笑)
やや歪んだ、かすれた漢字ひと文字の古いナンバープレートや、
すっかり“落ち着いた”塗装は歴史さえ感じますね。

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マークⅡ風のトランクリッドはファイバーの表面にクラックが入り、
同じくファイバー製のボンネットが風圧で真中が持ち上がるのもお約束ですね(笑)

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どれがどのメーターかわかりませんが、
追加メーターに無造作に貼られた赤いレッドラインが“走ってる”証拠ですね。

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勝手に開けたボンネット内には何やら怪しげなエンジンが(笑)
聞けばボアではなくストロークで排気量アップをしているそうな。
ミニの排気量アップはボーリングをして73.5mmが一般的ですが、
ストロークアップはクランクを替えたりブロックを加工したり、
手間暇、もちろんご予算もかかることになります。
しかし、5000回転も回せば十分なパワーとトルクが出ることは、
この古めかしいOHVエンジンにはメリットが大きいのです。

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グリルの裏にごく薄いフロントラジエーターを仕込んであり、
これはGTのフロントデザインだからできるワザなんですけどね(笑)
この日はオーバークールとあって段ボールが差し込んでありました。

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オーナーはエンジンが回らないとおっしゃってましたが、
なんのなんのストレートへの立ち上がりなんか結構速かったですよ。
フェンダーレスのボディから少しはみ出たSタイヤの減り具合をみると、
絶対ミニには似合わないと思っていた、
032Rのトレッドパターンまでカッコよく見えちゃうんだよなぁ(笑)

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フロントの青い菱形のエンブレムが“ブルーダイヤモンド”とも呼ばれるライレー、
それも戦前のボートテールのレーサーです。

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これが、当時のライレーに選べたプリセレクター・ギヤボックスです。
一見、現代のAT車のセレクターに見えますが自動遠心クラッチ付きです。
どうやってギヤチェンジをするかというと・・・
まずブレーキを踏んでセレクターを1速の位置に、
クラッチペダルを放すとスタート、すかさずセレクターを2に、
クラッチを踏んで放した瞬間に2速、この要領で3・4、とシフトアップします。
(わかりやすくクラッチペダルと記しましたが、機能的にはギヤチェンジペダルです)
シフトダウンはこの逆に行います。
コレのどこが画期的かというと、正確なダブルクラッチを踏まなくても、
素早いギヤチェンジが可能だからです。
当時は、もちろん普通のクラッチ付きの4速も用意されていました。

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ライレーと言えば故小林彰太郎さんのライレーも無事修復なったようで、
ご子息のドライブで調子よく走行されていました。

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お父上の残された数多くの名車をすべて引き継ぐことは容易ではないでしょうが、
以前お聞きしたのですが、この車は40年以上も家族とともにあり、
一番思い出があると言われていたのが今も印象にあります。

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こういう戦前のクラシックカーでも容赦なく全開で走るのが、
このイベントの凄いところです。
おりしもMGとライレーが何やら合図をしながらストレートを飛ばしていきます。
クルマならF1からユンボまでなんでも好きなのですが、
クラシックカーだけはあまり詳しくなのが残念ですね(苦笑)

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今日の“虫干しジャガー”はこのSS100からスタートです。
ジャガーを本格的なスポーツカーメーカーにした名車です。
久しぶりのフルオープンに幌のたたみ方で手間取っていましたね(笑)

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リスターはブライアン・リスターによって、
’50年代に英国で生まれたレーシングカーメーカーですが、
ジャガーの6気筒エンジンを積んだリスタージャガーは、
バランスの良さで好成績を残しました。
もちろんこれもジャガーコレクションの1台なんですね(笑)

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V8スモールブロックを積んだリスターシボレーです。
大パワー、高トルクを安定した手段として得る方法として、
アメリカ製のV8エンジンは当時よく使われました。
ごついロールゲージなどそれなりに補強がしてありますが、
パワーがあるのでコントロールは難しいそうです。

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アバルト1000TCRのリヤビューですが、
リヤエンジンとはいえフードを開けっ放しというのがすごいです。
オーナーにとってはエンジンルーム内も行き届いたメンテが必要ですね(笑)

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開けたフードはリヤスポイラーになっています。

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きれいなブルーのアバルトシムカですね。
国内には結構な数のアバルトのマシンが存在しているのですが、
多くはガレージから外へ出ることはないようです。
まして本格的なサーキットを全開で走るところ等めったに見られません。

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しかしこの日は残念ながらエンジントラブルでピットイン、原因究明中です。
第一期ホンダF1エンジン開発者の現最高顧問も興味深々で見ておられました。

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偶然に並んだ3台の独車ワゴン、アウデイ、メルセデスも含め、
普段乗りにベストなツール、乗って(持って)みたいクルマ達です。

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戦前のクルマはクルマの構造の基本に忠実なので、
ワタシのような“機械”が好きなものにとっては、
いつまで見ていても飽きませんね(笑)
最新の材質や工作精度に置き換えれば、
トラブルなく走ることも可能に思えてきます。
まぁ、オリジナルとしては価値が下がってしまうのでしょうが・・・

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それこそ宝くじでも当たらないことには、
憧れのポルシェやフェラーリには我が人生で巡り合うことは難しいでしょうが、
このあたりなら・・・何とかというクルマたちです。
もちろんDタイプが本物なら絶対に無理ですが・・・(笑)

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今でも十分に年寄りですが、もし運よく第三の人生があるのなら、
こんなクルマをトコトコ走らせるのもいいかなぁ(笑)

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さあて、だいぶ陽が高くなってきたので、そろそろ引き揚げることに・・・
今回も心の底から楽しめた1日でした。
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conta

いつもながらスゴイ車ばかり、 所謂コンクールデレガンスではなく走らせてなんぼの世界なんですね。
by conta (2016-01-23 21:13) 

1275GT

contaさん

いつもコメントありがとうございます。
毎回、珍しいクルマや憧れのレーシングカーに会える、
このイベントは大好きです。
非公開の仲間内の集まりなので、
オーナーに面白い話が聞けるのもポイントが高いですね(笑)
by 1275GT (2016-01-25 22:37) 

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